今回のシリーズでは、僕のお気に入りシューター5人を順に見ていく。具体的には、彼らのボディタイプ、シュート構造(メカニックス)、シュートの打ち方、を分析。
今回取り上げるシューターは
- レジー・ミラー
- スティーブ・ナッシュ
- ラリー・バード
- クレイ・トンプソン
- ステファン・カリー の5人だ。
第1回:レジー・ミラー
レジー・ミラーって?:
インディアナ・ペイサーズで活躍したシューティングガード。2011年にレイ・アレンがその記録を破るまで、NBAのトップ3ポイントシューターのタイトルを保持し続けた凄腕選手。個人的見解では、最高のパスキャッチャーかつシューターだ。
ボディタイプ:
レジーは痩せ型長身のガードで、手がとても大きい選手だった。彼のこのスレンダーな体型と高い有酸素運動能力が、スクリーンをスリップしたり、オフスクリーンへ移動する事を可能にしていたのだ。
シュート構造(メカニックス):
彼の大きな手、長い指がシュートしない方の手を、腕の四角ポジションを乱す事なくボールの上側にセットする事を可能に。ボールは指先に乗っかっていて、素晴らしい回転と高いアーチを描くショットを生み出す。彼はかなり細身で身軽だったので、ボールのキャッチやシュートの際、移動しながらも優れたバランスと的確なフットワークを維持できた。そして、背の高さと素早いボールリリースで真っ直ぐセンターに飛ぶ軽快なシュートを繰り出している。彼のリリースポイントは常にかなり高く、シュート前の足は決まってゴールに対して四角を描いている。結果、最高のジャンプショットが産まれるのだ。
打ち方:
レジーショットの特徴の一つに、スクリーンからのピックアンドポップがある。彼はベースラインでの勝負に非常に強く、あらゆる距離からシュートを打てたので中距離ショットを難なく放ち続けた。
最後に、このビデオでレジーのショットの詳しい分析を見てみよう。