シューター分析 シリーズ第 3 回:ラリー・バード

ラリー・バード:キャッチ&シュートの秘技

ラリー・バードって誰?:
ラリー・バードは歴代NBAの中でも最も優れた選手の一人だろう。大柄な選手はローポスト内で勝負するのが常套だった時代のゲーム革命を起こしたのは彼だ。 彼は、『自己世代のベストシューターは自分だと証明するために3ポイントコンテストで優勝する』と宣言し、実際、優勝してしまった。(実際に彼は生放送でその趣旨の発言をしている)。

ボディタイプ:
バードはかなりの長身でがたいも良く、典型的なパワーフォーワードの体型であった。この体躯のお陰で、彼はあらゆるスポットでボール支配率の高いパワーフォーワードとして存在感を発揮した。 ラリーはローポストの内側からでも外側からでもディフェンダーの上から、ジャンプショットを繰り出せたのだ。

シュート構造(メカニックス):
再現性のあるボールリリースに完璧なフットワーク、純然たるシューターであったバードはドリブルからもパスからもシュートを打つことができた。シュートの手は頭の上でリードする側の腰と同一線状に持ってくる。 これが正確で真っ直ぐなシュートを生み出していた。足は常に肩幅で、これが機敏なボールリリースをサポートしていた。 シュートしない方の手はボール側面に置き、腕がとても長かったので肘は若干外側に開き気味になる。これがバードのシュート基本構造。

打ち方:
バード自身がオフェンスそのものであった。 ボール支配率の高いプレーヤーとして、様々な方法でドリブルからのショットを自在に繰り出した。卓越したポンプフェイク (40 sec.)やタッチパス を駆使してディフェンダーを振り回しヘトヘトにさせるのもバードの得意技だった。とにかくコートのどこからでも、距離制限なしで得点を決めてしまうのだ。 ディフェンスからもリバウンドからもささっとシュートを決めるのも彼の特徴の一つであった。最重要ポイントは、バードはいつでも攻撃モードでプレーしていた点であろう。

ラリー・バード:3ポイント特集

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